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スキー&スノーボード2004-2005

イノベーター理論

イノベーター理論

1.イノベーター理論とは
 イノベーター理論とは1962年に米・スタンフォード大学の社会学者、エベレット・M・ロジャース教授(Everett M. Rogers)が提唱したイノベーション普及に関する理論で、商品購入の態度を新商品購入の早い順に五つに分類したものです。

イノベーター(Innovators:革新者):
冒険心にあふれ、新しいものを進んで採用する人。市場全体の2.5%。
アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者):
流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる。市場全体の13.5%。
アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者):
比較的慎重派な人。平均より早くに新しいものを取り入れる。ブリッジピープルとも呼ばれる。市場全体の34.0%。
レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者):
比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。フォロワーズとも呼ばれる。市場全体の34.0%。
ラガード(Laggards:遅滞者):
最も保守的な人。流行や世の中の動きに関心が薄い。イノベーションが伝統になるまで採用しない。伝統主義者とも訳される。市場全体の16.0%。
 
2.普及率16%の論理
 イノベーター理論の分類の中で、イノベーターは少人数であり、重視するポイントが商品の新しさそのもので、商品のベネフィットにあまり注目していません。一方、アーリーアダプターは新しいベネフィットに注目していて、他の消費者への影響力が大きいことから、新しいベネフィットを自らのネットワークを通じて伝えてくれます。イノベーターとアーリーアダプターは合わせても市場全体の16%しかありませんが、この2者まで普及するかどうかが次のアーリーマジョリティ、レイトマジョリティに広がるかどうかの分岐点になります。このことから、ロジャース教授はアーリーアダプターを重視し、「普及率16%の論理」として提唱しています。
 「普及率16%の論理」に対して、米・マーケティングコンサルタントのジェフリー・A・ムーア(Geoffrey A. Moore)は、ハイテク産業の分析から、アーリーアダプターとアーリーマジョリティとの間には容易に超えられない大きな溝(Chasm:キャズム)があることを示しています。この溝を超えないと小規模のまま市場から消えていくため、アーリーアダプターを捉えるマーケティングだけでなく、アーリーマジョリティに対するマーケティングも必要という「キャズム理論」を説いています。
# by shinn | 2007-04-23 23:12 | マーケティング

横井軍平の哲学

横井軍平の哲学
横井の考える哲学に「枯れた技術の水平思考」というものがある。
「枯れた技術」とは「最先端のものでなく、散々使いこなれて、枯れてきた(安くなった)技術」
「水平思考」とは「まるっきり違う目的に使う-電卓をゲームに置き換えるような-こと」を言う。

「ゲーム&ウォッチ」は小型電卓の技術が熟成したから(5000円程で)実現したのだし、
後の「ゲームボーイ」も、小型の液晶TVが出てその技術が枯れてきた頃に出ている。

技術者がしばしば陥りがちな、凄い技術で凄いことをするのではない、
「枯れた技術で水平思考」してこそ、ヒット商品が生まれるのだ、ということだろう。
# by shinn | 2007-03-14 10:46



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